「自家焙煎」という言葉をカフェの看板で見かけることがあります。でも、焙煎とは何をしているのか、なぜ自家焙煎にこだわるのか、知らない方も多いと思います。Brook Blend Gateでは毎週月曜日に焙煎をしていますが、その理由を説明します。
焙煎とは何をしているのか ¶
コーヒーの生豆は、収穫した時点では緑色で、そのままでは飲めません。焙煎とは、生豆を高温で加熱して、コーヒーらしい香りと風味を引き出す工程です。温度と時間の組み合わせによって、浅煎りから深煎りまで、風味が大きく変わります。焙煎は、豆の個性を活かすか、苦味を前に出すかを決める、重要な工程です。
焙煎度の違いと風味 ¶
浅煎りは酸味と香りが強く、豆本来のフルーティーな風味が出ます。中煎りはバランスが良く、酸味と甘みが共存します。深煎りは苦味とコクが強くなり、酸味はほとんど感じなくなります。同じ産地の豆でも、焙煎度を変えると全く違う飲み物になります。Brook Blend Gateでは、産地ごとに最適な焙煎度を選んでいます。
なぜ週次焙煎にこだわるのか ¶
焙煎した豆は、時間が経つにつれて酸化して風味が落ちます。特に、焙煎後2週間を過ぎると、香りが明らかに弱くなります。週に一度焙煎することで、常に新鮮な豆を提供できます。大量に焙煎してストックする方が効率的ですが、それでは豆の状態が安定しません。小さな焙煎機で少量ずつ焙煎するのは手間がかかりますが、その分、豆の状態を毎回確認できます。
焙煎後48時間の理由 ¶
焙煎直後の豆は、内部に炭酸ガスが大量に残っています。このガスが多い状態でドリップすると、お湯が豆に均一に浸透せず、抽出がうまくいきません。48時間ほど置いてガスを抜いてから使うと、蒸らしのときに豆がきれいに膨らみ、風味が安定します。だから、火曜日の朝が一番状態の良い豆でお出しできます。
焙煎は、豆の個性を引き出すための工程です。産地と焙煎度の組み合わせを変えることで、コーヒーの可能性は広がります。ぜひ、週替わりの豆を試してみてください。